唯我独尊②(薬師寺シリーズ11回目)

透明な心の世界へ-催眠療法士(ヒプノセラピー)・鹿島光洋のメッセージ-薬師寺 東院堂内部
薬師寺 東院堂 内部(堂外から撮影)

高田好胤師の法話集より、第11回目

お釈迦様は、

「天上天下唯我独尊三界皆苦我当安之」

(↑詳細は昨日の記事をご覧ください)

これにより、命の尊さに気づいてほしいと願い

辛抱強く何度も何度も

繰り返し繰り返しおっしゃられています。

10回言っても分からなければ、20回

20回言っても分からなければ、30回

30回言っても分からなければ、40回

分かるまで何回も繰り返しおっしゃられている。

その繰り返しおっしゃっている姿が「慈悲」なのです。

それが分からずに、

私たちは同じことばかりを言われて

飽き飽きしがちなのです。

私たちは、目というものがありながら

見なければならない、何を見ているでしょうか?

耳がありながら、

聞かなければならない、何を聞いているでしょうか?

口がありながら、

語らなければならない、何を語っているでしょうか?

お釈迦様は、真実の一点向かって、

何一つ見ることができない、

聞くことができない、

語ることができない私たちに

「この真実に気付くことができたなら、

お前さんたちは世の中の幸せを

ことごとく手に入れることができるのだよ。

どうか、人の命の尊さに気づいてくれよ」

という願いを込めておっしゃっている。

お釈迦様は、

「私は真理の彼方を、清らかな真実の世界を

指してあげることはできるが、

それをながめ、自らの足をもって進んでいくのは

あなた自身なのだよ」

ということを繰り返し繰り返し示されたのです。

しかし、私たちはいくら指でその方向を示していただいても、

その指しか見てないようなものなのです。

「指ではなく、指の先だ」 と言われてもなお、

爪の中に垢がたまっていますが・・・

なんて言っているようなものです。

見たり、聞いたり、語ったりする視点が

根本的に違っているのです。

(筆者の独り言)

私たちにとって本当に大切なことは、

もう何回も見たり聞いたりしていることの中にある。

にもかかわらず、新しいものにそれを求めようとしがちである。

あまりにも繰り返されるので

うんざりしていることの中かもしれない。

それは、大切であるがゆえに何回も

それを体験することになったり、

大切であるがゆえに繰り返されるのだ。

その意味を十分に分かっているのだろうか。

単に受け流してはいないだろうか。

知っていることと理解していることは違う。

また、理解していることと行動に移していることも違う。

お釈迦様と同様、私たちの潜在意識は

自分が理解し行動に移すまで

繰り返し訴え続けているのだ。

それができたとき、はじめて自分に変化が生じる。

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目 次
DAY 1:  誰にでも生まれてきた意味がある?
DAY 2:  実は、毎日誰でもヒプノを体験している!?
DAY 3:  潜在意識の秘密
DAY 4:  催眠術ショーのからくり
DAY 5:  みんなが知らないヒプノセラピー~主な方法について
DAY 6:  ヒプノセラピーでできる、3つの素晴らしいこと
DAY 7:  さて!あなたが生まれてきた意味は・・・
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