ご利益は誰のために(薬師寺シリーズ5回目)

透明な心の世界へ-催眠療法士(ヒプノセラピー)・鹿島光洋のメッセージ-薬師寺金堂正面

高田好胤師の法話集より、第5回目

昨日の4回目では、

”施しをする”ことは大切なことであるが、

与え過ぎは、かえって無慈悲になり、

その判断力を身に付けるには修行が必要であることを書いた。

大乗仏教では、すべての者が「仏」になる事ができる。

しかし、「仏」になるためには菩薩行に励まなければならない。

その菩薩行においては、

「自分のために」と「他人のために」を分け隔てしない。

”自他は平等”である。

つまり、自分の命をなげうってでも

人の命を助けることもあり得るということ。

この菩薩行を行うことで、誰もが「仏」になれるのだ。

しかし、私たちの多くは

お願いすることは自分のことばかりである。

今のこの時代、自分が得をすることを

第一に求めてしまう風潮があるが、

大乗仏教では

自分が与え手になる大切さを教えている。

本来、ご利益はもらうものではなく、

人に施していくものなのである。

これまで、神社では何とお願いしてきたであろうか?

これからは、自分のことを願う分だけ、

人のことも願うように心掛けたいものだ。

さて、セラピーをお受けになる方の中に

自分は必死にがんばっているのに、うまくいかない。

という方がおられる。

例えば、

部下が、(夫が、妻が、子供が) 言うことを聞いてくれない

上司が、(親が、先生が) 自分を認めてくれない

と、おっしゃる。

逆に、自分を犠牲にしておられる方もいる。

例えば、

自分さえ我慢していれば丸く収まる

自分さえいなければ・・・

と、おっしゃる。

”自他は平等”である。

「自分のために」と「他人のために」を

分け隔てしない心に近づいてもらいたい。

その程度の差は人それぞれあるだろうが、

皆、修行中の身である。

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目 次
DAY 1:  誰にでも生まれてきた意味がある?
DAY 2:  実は、毎日誰でもヒプノを体験している!?
DAY 3:  潜在意識の秘密
DAY 4:  催眠術ショーのからくり
DAY 5:  みんなが知らないヒプノセラピー~主な方法について
DAY 6:  ヒプノセラピーでできる、3つの素晴らしいこと
DAY 7:  さて!あなたが生まれてきた意味は・・・
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