ヒプノセラピーの主な方法

オープンセサミでは、下記のこれらの方法を必要に応じて組み合わせ、セラピーを行っています。

1.年齢退行療法

潜在意識に入った感情や感覚は自分の意志に反し一方的に様々な影響を与えてきます。その中でも、ネガティブな感情による影響は自分を苦しめる辛いものとなります。それがいわゆる“トラウマ”です。この方法では潜在意識の中のトラウマを引き起こす原因の場面まで記憶をたどって遡り、その時に感じたネガティブな感情や感覚を解放することで問題を解消していくセラピーです。
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2.胎児期退行療法

母親の胎内で生を受けた胎児は、最も純粋で素直な状態であり、感じたことをそのまま全て受け留めてしまいます。一体となっている母親の影響はもとより、お腹の外で起きていることにも敏感になっています。また、これから新しい世界へ生まれていく期待と不安も相当大きなものでしょう。これらのことが、生じている問題の原因となっている場合に、胎児期に遡ってそのネガティブな感情や感覚を解放していくセラピーです。

3.前世療法

前世というと、輪廻転生の考えをお持ちでない方には少し理解しがたいかもしれません。
ただ、前世が本当にあるかないかという話は前世療法を行う上であまり重要なことではありません。前世の記憶(または、イメージ)を潜在意識の中から取り出してみることで、今抱えている問題の理由が分かったり、その問題を解消するための大きな気づきを得ることができるセラピーです。ご自分の人生を大きな視点で見つめ直すことができますので、必要があればこの世に生まれてきた意味が分かり、未来の自分を感じてみることもできるでしょう。
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4.未来世療法

未来世がどのような人生になるのか、興味深いことです。ただ、未来はもう既に決まっているものではなく、今世をいかに生きるかによって決まるものですので、今世の残りの人生をまずはどう生きればよいのか、それを知ってその通りに生きていくことで未来の素晴らしいビジョンを見ることができるはずです。そして、それを知ることが1つの大きな希望の光となり、今の自分自身への大きな活力となることでしょう。

5.グリーフセラピー(悲嘆療法)

身近で大切な人を亡くされた方や、この世に誕生できなかった命を身ごもった方のためのセラピーです。生前に伝えられなかった想いや、聞いておきたかったこと、そしてその他にもやり残したことなどさまざまな心残りがあることでしょう。また、その死にはどのような意味があったのかでしょうか。これらが心のつかえとなって気持ちが晴れない、次の一歩が踏み出せない。そんな想いを癒していくセラピーです。

6.サブパーソナルセラピー

人の心の内には明と暗や陰と陽などがあるように、対立する感情を持つもう一人の自分も存在しています。この存在が自分の行く手をさえぎり、進みたいのに進めない、やりたいのにできないなどの悩みを生じさせています。しかしながら、このもう一人の自分にもそれなりの言い分があるのかもしれません。このセラピーでは、このもう一人の自分としっかりと向き合い、対話を通して問題の解決を図っていく方法です。

7.エクスポージャー法(系統的脱感作法)

不安や恐怖が先走って、どうしても何かができない状態になっている方のための方法です。
これは行動療法の一つですが、ヒプノセラピーではこれをイメージを使って行います。大きく分けて段階的に解消していく場合と、一気に解消しようとする場合がありますが、多くは段階的に行います。不安や恐怖を喚起する場面と安らぎを喚起する場面の両方を程度毎にいくつかの段階に分け、交互に感じながら程度の低い場面から順番にネガティブな感情と感覚を解消していきます。

8.シェーピング法

目標に向かって着実に進んでいきたい方のための、行動療法をベースにした方法です。最終目標(ゴール)を達成するために、そこまでに至る中間目標をいくつか立てて実際に1つずつ確実に乗り越えていきます。そのために、必要のない行動を減らし必要な行動を増やしていくわけですが、それを暗示やイメージを最大限に利用してモチベーションを高めて行っていく方法です。

9.ゴール・イメージ・フォーカシング・テクニック(GIFT法)

現在の自分を変化させていく際の優れた方法の1つです。潜在意識の中に最終目標(ゴール)を達成した理想の自分のイメージを植えつけていきます。そうすると、潜在意識は特に意識せずともその理想の自分に近づこうとする働きを作用し始めるのです。
現実にはそれ相応の行動をとっているわけですが、それがあたかも当然のように行うことができますので、結果としてゴールを達成することができるのです。

10.ヒプノ・ダイエット・プログラム

ダイエットに特化したイメージ療法です。健康的に理想の体形を手にいれるために、食事と運動のバランスが必要であることは誰もが知っていることですが、それはこれまでの意識ではなかなかできなかったわけです。しかしながら、自分のダイエットに対する意識が変化したらどうでしょう。さほど苦労なく体形を変化させることができるのです。このプログラムではGIFT法を使用して意識変化を促し、シェーピング法でモチベーションを維持させながらゴールを目指します。

11.思考停止法

自分には役に立たないことだと思っているのにもかかわらずついついやってしまう行動ってありませんか。この方法は非現実的で非生産的で、不安を喚起するような役に立たない考えを消し去るための方法です。シンプルですが、とても効果的な方法の1つです。

12.自立神経訓練法

この方法は1932年にドイツの精神科医であったシュルツによって考案された方法です。
この方法を繰り返し行うことによって不眠の解消、疲労の回復、体の痛みの軽減、精神の安定などさまざまな効果が期待できます。セラピーではこの方法を単独で使うことはほとんどありませんが、日常生活の中で自分自身の感情のコントロールを行う際にも有効ですので、他のセラピーとの組み合わせで行ったあと、ご自宅で簡単にできるようにお伝えしています。