スクール選びの7つのポイント

昔、私がヒプノセラピーを学ぼうとしていた際、スクール選びで悩んだものです。当時は全くその基準がありませんでしたので、受講を決心するまではいろいろな不安を抱えていたことを思い出します。例えば・・・

「しっかりと教えてくれるのだろうか?」
「自分に合うのだろうか?」
「自分が修得できるのだろうか?」

などの不安です。

私の場合は、この不安は結局のところ取り越し苦労に終わったのですが、これからヒプノセラピーを学ぼうと思われているあなたにも、少しは私と同じような不安があるのではと思います。

近年ヒプノセラピーが学べる学校がいくつか誕生していますが、あなたのご希望に叶う学校がどこか迷いになるようでしたら、次の7つのポイントをご覧ください。

それぞれのスクールにはそれぞれの特徴がありますので、あなたの目的が叶えられるスクールはがどこなのかをよく見極めることが賢明だと思います。あなたのご予算と時間には限りがあるでしょうから、それを無駄にしないためにもスクール選びは慎重にしたいものです。

そこで、参考までに7つのポイントを挙げてみました。

スクール選びの7つのポイント

1.スクールの特色を知る

同じカリキュラムを持ったスクールでもスクールの特色によって教え方や伝え方が変わってきます。

例えば両極を示すと、

1. 学術的(実証的) ←→  スピリチュアル的(感覚的)
2. 医療的         ←→  自己実現的
3. 古典催眠系       ←→  現代催眠系
4. 厳しい(堅い)     ←→  甘い(ゆるい)

等です。

あなたが、どのような特色を持ったスクールで学びたいかが大事なことです。
ホームページの中のスクールの特徴や、卒業生の声などを参考にするとよいでしょう。

2.自分の目的にあった内容を学べるかどうか判断する

あなたのヒプノセラピーを学ぶ目的が十分に果たせるカリキュラムが整っているスクールかどうか判断することは大切なことです。最初の判断がとても大事です。

3.学びやすい体制かどうか判断する

優秀な指導者がいるスクールを選ぶことは重要ですが、指導者が生徒の1人ひとりに十分に気配りができる体制にあるかどうかも知りたいものです。特に実習練習を行う際は、1人の指導者が受け持てる生徒の数は多くても6人まででありますが、できれば3人に1人の指導者がいるところを選びたいものです。その方が1人ひとりにきめ細かい対応(アドバイス)をしてもらえるでしょう。

そして、受講後のフォローアップが整っていることも重要なポイントです。

4.自分の感性に響くスクールかどうか判断する

人の心を扱うセラピーを学ぶのですから、自分の感性が響くところで学びたいものです。

  1. インストラクターの写真を見て、その人の指導を受けてみたいかどうか判断する
  2. インストラクターのプロフィールを読んで、その人の指導を受けてみたいかどうか判断する
  3. スクールの理念に共感ができるか判断する
  4. ホームページ等に記載されている内容を読んで納得できるか判断する
  5. インストラクターのブログ等があれば、内容よりもそこから伝わってくる感覚がよいものかどうかで判断する

5.インストラクターの「資格」や「実績」は、参考程度にする

インストラクターが一定の資格を取得した上で授業を行っているかどうかを判断することは大切なことです。

ただ、セラピストの資格と同様にインストラクターの資格を取得することも、団体によってはさほど難しいことではありませんので、立派な資格があることが優秀なインストラクターの条件とは必ずしも言えないのが現状です。それだけに、「資格」や「実績」は参考程度にしておき、他の点を重視する方が賢明といえましょう。

6.予算と受講料を考慮する

受講料は気になるところですね。費用が安いに越したことはありませんが、自分に合わないところに行ってしまうことほど ”もったいない” ことはありません。全く同じ商品を購入するのであれば、金額の安い方がよいでしょうが、スクール選びをするに当たっては内容もスタイルも異なってきますので、できれば金額よりも自分ににあったスクールで学びたいものです。

7.最終的に迷うようであれば、思い切ってメールまたは電話で確認する

信頼できる知り合いやご友人の方からの情報があれば参考にしたいものですが、ほとんどの方はそれがない状況でしょう。ならば、思い切って直接メールか電話で内容を問い合わせしてみましょう。

中には出向けば無料説明をしてくれるスクールもあります。そうすることによって、何か大きく心で感じるものがあることと思います。

嫌な感じがなく、「このスクールなら(この先生なら)大丈夫だ!」と思えるようであれば、自分の感性を信じて受講してみると良いと思います。