世の中を暗くしているのは誰②(薬師寺シリーズ3回目)

透明な心の世界へ-催眠療法士(ヒプノセラピー)・鹿島光洋のメッセージ-薬師寺東搭

高田好胤師の法話集より、第3回目

ある、おばあさんが、盆の13日にお寺参りをした。

あんまり熱心にお寺参りをしていたので、

帰り道が薄暗くなった。

お寺の門の所で何かしらを踏みつけたら、ギャっと音がした。

気持ち悪いなっと思ったが、

薄暗い所でもあったので、

「あれはどうもカエルを踏んだに違いない!!

盆の13日にカエルを踏んで、悪いことをしたなぁ~、悪いことをしたなぁ~」

と思いながら、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と

お念仏を唱えながら家に帰った。

その晩のこと、カエルが出て来た。

「よくも盆の13日、お寺参りをしたあげくオレを踏みつけたな!

オレは生まれ変わっても、

死に変わっても

これから、とことんお前をいじめ尽してやるからな~」

そして、体じゅうをかみついて、目玉をギョロっとさせた。

おばあさんは、恐ろしくって恐ろしくって、

一夜明けるのを待ちかねて、早々とお寺に行こうとした。

そして、あのカエルのためにお念仏をあげ、

お経をあげていただき、

回向(※)させてもうらおうと思ってお寺に行ったら、

そのカエルが、門の所にまだ残っていた。

※ 回向(えこう):大乗仏教の考えの1つ。

自分の善行の結果が他に向かってめぐらされ、

期待を満足すること

ああ、ここで回向させてもらおうと思って近づいて見たら、

それは蛙ではなかった。

それはなんと、ナスビだった。

ナスビの腐ったのがそこにあった。

それをギュっと踏んだんで、ギャっと音がしたのだった。

(おわり)

高田好胤師は続けて言う、

これは、他人事じゃない。

人は、自分の妄想(想い込み)で自分を苦しめているだと。

オープンセサミにお越しになられるご相談者の中によく

・電車に乗れない方

・人が集まるところに行けない方

・街を歩けない方

がおられる。

そして、その多くは、

自分が他人からどう思われているのかが心配で

人の目が気になって

不安や恐怖を感じておられる。

実は、誰も気にして自分を見ているはずはないのだけれども、

どうしても、そう思ってしまうのだ。

そして、自分ひとりではどうしようもできない

悩みになっているだ。

このような方々に上記の話をしても仕方がないが、

しかし、悩みの解消の原理は同じである。

心の底に刷り込まれた想いは相当、根深いものもあるが、

この想い込みを一つひとつ良い理解に置き換えていく。

すると、”ああ、そうだったのか”と

自分で心の底から納得することができるようになるのだ。

その方法が、ヒプノセラピーなのだ。

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目 次
DAY 1:  誰にでも生まれてきた意味がある?
DAY 2:  実は、毎日誰でもヒプノを体験している!?
DAY 3:  潜在意識の秘密
DAY 4:  催眠術ショーのからくり
DAY 5:  みんなが知らないヒプノセラピー~主な方法について
DAY 6:  ヒプノセラピーでできる、3つの素晴らしいこと
DAY 7:  さて!あなたが生まれてきた意味は・・・
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