奈良の薬師寺の元管主である、高田好胤師の法話集より、
思うことを少しずつ書き綴っていきたいと思う。
今日はその第1回目
法相宗は仏教のもっとも古い宗派である。
現在その大本山は、奈良の薬師寺と興福寺である。
そして、それは「唯識論」という論で成り立つ宗派である。
唯識というのは、個人にとっての諸存在はただ、八つの識によって
成り立っているというものである。
八つの識は、五感(覚)の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚
と意識と2つの無意識である。
2つの無意識の名は「末那識(まなしき)」「阿頼耶識(あらやしき)」であるが、
もっとも心の深いところにある「阿頼耶識」の意味は、”心の大きな蔵”だという。
これは、私たちが今日いう 「潜在意識」 に相当する。
誰もが、身をもって体験すること、言葉にしていうこと、そして心で思うこと
このすべてが阿頼耶識の中に入り、人格を形成しているというのだ。
体の行為、言葉の行為、心の行為の全てである。
だから、良い行いをし、良い言葉を発し、良い方向に思うようにした方が良い。
インドから唯識論が日本に伝わってきたのは650年代、
遣唐使の時代だ。
19世紀後半から、世界中に広まるジークムント・フロイトやカール・ユングの考えが、
この時代に既に日本にあったことは驚きだ。
むしろ、心に関しては昔の方が進んでいたに違いない。
今、それを必要に迫られて思い出しつつあるのだろう。
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目 次
DAY 1: 誰にでも生まれてきた意味がある?
DAY 2: 実は、毎日誰でもヒプノを体験している!?
DAY 3: 潜在意識の秘密
DAY 4: 催眠術ショーのからくり
DAY 5: みんなが知らないヒプノセラピー~主な方法について
DAY 6: ヒプノセラピーでできる、3つの素晴らしいこと
DAY 7: さて!あなたが生まれてきた意味は・・・