お母さんが癒される必要性そして優しさと甘さの違いとは

英国　牧草地（大きな一本の木）

優しさとはどこから生まれてくるのか。

私は、以前会社員であった若かりし頃、

とても厳しい上司の元で働いたことがある。

それはそれは、言葉では表せない程気難しく

神経質で細かい事まで口うるさく言う上司だった。

この上司の元で会社を辞めた同僚は数知れずおり、

私も逃げ出したいと何度も思った。

しかし、まじめに仕事に取り組んでいると、

二人きりになった時などに

時々本音トークが始まる。

それは、私のことを期待してくれていること、

今はしんどいが、ここでの経験は

この先必ず生かされることなど、

私に対する思いやりのある優しい一面がうかがえた。

そのこともあって、

私は何とか辞めずに4年近く

この上司と仕事をすることができた。

そして、仕事を変わった今でも

その4年近くの経験は別の形で生かされている。

優しさは、

厳しさがあって深く感じられるものではないだろうか。

厳しさのない優しさは時として“甘さ”になる。

甘さばかりで育てられた子供は、

小さな困難でさえ乗り越えられなくなってしまう。

それでは、子供がかわいそうというものである。

叱るときには厳しく叱り、

(怒るのではない！！）

そして優しくするときは優しくしたいものだ。

昔は、厳しい父と優しい母という関係が一般だったが、

今の時代は父親が子育に関われない家庭が多い。

それ故に母親がその両方を担わなければならず、

その負担は大変きい。

子育てという大役を担って

お母さん自身が抱える問題も大きくなってきている。

子供には怒らず叱り、甘やかし過ぎず優しく接する。

そう、できるようになるために

まずは、お母さんが癒されてほしいと思う。

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